人生最後に何を思いたい?

千葉県松戸市に、「ひぐらしのいえ」という宅老所・デイサービス、

「最後まで当たり前の生活を送れるように」という思いで運営されている施設があります。

こちらで、何度か片付け作業をさせていただいているのですが、作業中、なんとまあ心地よい時間を感じることでしょうか。

スタッフさんの明るい温かな声・雰囲気。

利用者さんが切り刻んだ食材が沢山入った温かなご飯。

人生の最後を、本当に温かく送る場所なんだな、と。

生き活きケア(98) ひぐらしのいえ(千葉県松戸市) - ケアニュース by シルバー産業新聞|介護保険やシルバー市場の動向・展望など幅広い情報の専門新聞

 千葉県松戸市内の閑静な住宅街に佇む「ひぐらしのいえ」(安西順子社長)は、生活リハビリを中心とした小規模デイ。利用者自身の力で、食事、歩行、排泄などを行えるよ…

先日、1年ぶりに訪問させていただき、ちょうど20周年を迎えられたタイミングでしたので、沢山の利用者さんのご家族からお祝いが続々と届き、ずっとずっと感謝され愛され続けている施設ということを肌で感じてきました。

ひぐらしのいえは、全然変わらないな!本当に心地よい!最高!と感じると同時に、私自身の考え方が1年前と全然変わっているな、一度言語化して自己理解をしなければという事も感じていました。

ということで、本日の投稿なのですが、私は、この1年間、未就学児から70代まで幅広い年齢層の方とお片付けをさせていただき、沢山の学びの機会があって、

今思うのは、

『人生最後に何を思いたい?』

究極だけど、そこなんだろうな、と。

自分だったら、最後、めーっちゃ楽しかった!皆ありがとうね!って死んでいきたいし、残された人には幸せな人生を歩んでほしい、と思うんだろうなと。

片付け業を営む身としては、自分の残した遺品で『捨てられない』と子や孫を苦しめたくないし、死後に『負』は絶対に残したくないな、『負の連鎖』は残したくないな、と思います。ちょっとネガティブワードばかりを使ってしまい、すみません、なのですが…

答えは、人それぞれ価値観は違いますし、それぞれのライフステージで考える事は変わってきます。それを前提に、ぜひ、今のあなたは『人生最後に何を思いたい?』を考えてみてほしいんです。

片付けの現実として、片付けに悩む方は、結構な確率で、誰かから譲り受けた物の処分も悩みの種の一つとして持っている、という事もお客様から教えていただきました。

でも、譲った人って、そんなことを望んで譲るわけ、絶対ないですよね。むしろ好意です。

戦後復興の頃には、三種の神器(冷蔵庫・洗濯機・テレビ)と物を持つことが豊かさの象徴でしたから、物は頑張って働いてこられた証のようなものですし。

そこを片付けようと思うことは、本当にしんどい事、大変な事。でも、『人生最後に何を思いたい?』を、考えた時に、物への執着は変わってくるのではないでしょうか?

自分を苦しめる事も、他人を苦しめる事も望んでいませんよね?

「ひぐらしのいえ」の話に戻りますが、私のやっている片付け業も、形は違うけれど、やっていることは同じ、人が送りたいと思っている暮らしを創り上げる事、人生を豊かにするためのお手伝いなんだな、と。

ゴールを決めたら、今の生き方は全然変わってくる。自分の人生をより楽しみたい!充実させたい!そんなあなたのお力になりますよ。

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